尾木ママの悪評が絶えない理由。子供の目の前では喧嘩はダメをアピール
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尾木ママの悪評が絶えない
「尾木ママ」こと、教育評論家の尾木直樹氏が批判に晒されている。
尾木氏は自身のブログで、北海道の小学2年生、田野岡大和君が行方不明になった事件について、父親に対し次のように批判の記述を繰り返した。
「7歳の子どもを北海道の山中に車で放置するとは! なんという虐待!?」(5月29日)
「こんな状況に置いた親は厳しく批判されるべきです。警察にも間違いなく逮捕されることでしょうね!」(同31日)
「これは置き去りそのものが真実なのか。失礼ながら疑いたくなってしまいます…」(6月3日)
これらの辛辣な発言をめぐってインターネット上で炎上し、尾木氏は謝罪に追い込まれた。
尾木氏がブログ上に並べた大和君の父親を非難するコメントは、普段テレビ番組で披露するおネエ系のトークとはまったく異なる。その違いに驚きの声も上がったが、尾木氏は熱くなると表現が過剰になる“瞬間湯沸かし器”の素顔を持っているという。
「直情型というか、よく言えば正義感が強いというか。我々が尾木ママに取材を求めると、辛辣なコメントをすることがあって、『これを報道していいですか?』と尋ねると、尾木ママは『やっぱり……』と一気にトーンダウンすることがあります」(テレビ局関係者)
たとえば、2012年の夏の高校野球の大会期間中、出場校の栃木・作新学院高校の部員が暴行と強盗で逮捕、広島・広島工業高校の部員が強制わいせつで逮捕される前代未聞の事件が起きたときのことだ。
「あるメディアが尾木ママに取材したところ、『甲子園大会自体を中止にすべきだわね!』とコメント。それを報道していいか尋ねると、『それはちょっと……』と言い過ぎたことを反省して、別のコメントに替えたことがあったそうです。確かに出場校の部員による事件は前代未聞の不祥事ですが、だからといって関係のない部員、他の出場校まで巻き込んで全体責任を問うて、大会自体を中止にすべきと提言するのはいかがなものでしょうか」
尾木ママは各番組で嫌われている?
ほかにも、あるメディアが別件の教育問題で尾木氏に取材しようと電話したところ、「今忙しい!」と即刻断られてしまったこともあるという。
「テレビ番組で見せるおネエ系の言動とは違ったので、そのメディア側はビックリしたそうです。ときに感情的になり、暴走してしまう素顔を知っているメディア関係者は、北海道の事件で尾木ママが謝罪したことに『やっちゃったか』『案の定』と妙に納得したのではないでしょうか」(同)
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尾木ママ「子供の目の前では喧嘩はダメ」
厚生労働省の先日の発表で、二〇一六年度の児童虐待は一二万二五七八件、前年度比二万件近い増加で、過去最高を更新したことが分かったワ。調査が始まった一九九〇年度の一一〇一件と比べると、激増と言っていい。虐待の絶対数が増えていることは勿論だけど、定義が広がったことも増加の大きな要因ね。
児童虐待は「身体的虐待」「性的虐待」「ネグレクト」「心理的虐待」の四つに分類される。殴る蹴るの「身体的虐待」が注目されがちだけど、今回の統計では「心理的虐待」が過半数の五一・五%を占めている。これには子供に直接向けられる脅しなどの言葉の暴力だけでなく、子供の目の前で父親が母親を叩いたり母親が父親を罵ったりする「面前DV」、つまり夫婦ゲンカが含まれるの。面前夫婦ゲンカは児童虐待だっていう認識を、あらためて、国民全体で共有するべきかも!
児童虐待防止法が施行されたのは二〇〇〇年。四年後には改正されて、大人同士のドメスティック・バイオレンスなど間接的に子供を傷つける行為も児童虐待に含まれることになったの。ボクが公立中学の教員だった頃、機会あるごとにお母さん方に保護者会で呼びかけたものよ。「子育ては、とにかく夫婦仲が良いことが一番! 子供の前でケンカをしないでくださいね」。こう言うと皆さん笑うけど、笑いごとじゃないの! 我々教師から見ると、ご両親の仲がいい生徒は何ともいえずホッコリしている。福井大学とハーバード大学の共同研究で、DVを目撃した子供の脳は縮む、という事実も判明している。逆に家庭環境がいいと脳の海馬が膨らんで記憶力がUPするのヨ、これホント!
夫婦仲の修復は難しい、なんて言ってる場合じゃない。とにかく、子供の目の前でのケンカはダメ。ケンカをするなら別の部屋か、子供が寝てから存分にやってネ(笑)!
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